イボ・ほくろとは

イボは皮膚の小さな傷からHPV(ヒトパピローマウイルス)が感染することで生じます。手や足の裏によくできます。
全世代で発症する可能性がありますが、子どもや若い世代で多くみられます。
プールや温泉、タオルの共用などを通して間接的にも感染するため、注意が必要です。
ほくろは、母斑細胞と呼ばれる色素細胞が増殖し、皮膚が隆起してホクロとなります。
生まれつきのものや年を重ねてから生じるものなどさまざまで、その多くは6mm以下の大きさです。
また、まれに悪性黒色腫の皮膚がんである場合があります。
治療

当院では、ほくろやイボ等、できものの種類を的確に判断し、最も綺麗に除去できる治療方法を選び、保険が適用できるものに関しては保険診療を提案しております。
施術方針も分かりやすくご説明し、痛みの有無や治療にかかる時間等、患者様が気にされている不安や悩みにもお答えし、ご納得いただいてから治療を行っております。まずはお気軽にご相談ください。
凍結療法
ウイルス性イボに対しては最も一般的な治療法です。
液体窒素を使用し、組織を壊死させて自然に脱落させることで除去します。
一回で完治することは難しく、定期的な頻度での通院をお勧めします。
ヨクイニン(漢方薬)
ヨクイニンのイボ治療における主要な作用は、免疫賦活作用です。
ウイルス性イボ(尋常性疣贅)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により生じる良性腫瘍ですが、ヨクイニンはこのウイルスに対する宿主の免疫応答を増強することで治療効果を発揮します。
ただし、効果発現までには時間を要するため、継続的な服用が必要となります。
電気焼灼
電気メスの高周波電流によって、ターゲットとなるイボやホクロを焼灼して除去します。
メラニン色素などに反応するのではなく、組織との接触によって高熱を発生させて取り除く治療法です。
皮膚が隆起して生じている脂漏性角化症や老人性疣贅、ホクロなどに適しています。
切除手術
ほくろをメスで除去し、周囲の皮膚を引き寄せて縫合する施術です。
ほくろの大きさよりも長い傷が残ることとなりますが、再発率が極めて低いほくろ除去施術です。
縫合痕は残りますが、丁寧な縫合により痕はかなり薄くなるため、大きなほくろやイボを取り去りたい場合にはオススメの方法です。
局所麻酔を使用することで施術中の痛みは最小限に抑えられますが、術後に軽い痛みやヒリヒリ感が残ることがあります。
※ほくろ除去に医療保険が適用されるかは、ほくろが医療的な必要性のあるものと医師が診断した場合のみです。
