水いぼとは

水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚の感染症で、つるつるした光沢のある小さなイボが特徴です。主に子どもに多く、半年から数年で自然に治ることが多いですが、かゆみで掻いたりすると他の場所に広がりやすいです。
みずいぼは、最初は1つや2つでも、放っておくと次第に数が増えていくことが多いです。初期の段階では、ほとんど症状がなく、痛みやかゆみを伴うことも少ないため、気づかないうちに広がってしまうことがあります。
このウイルスは非常に感染力が強く、人から人へ簡単にうつることがあります。
特に、免疫力がまだ十分に発達していない子どもは感染しやすく、他の子どもにもうつしやすいため、早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けることが大切です。
治療
経過観察
水いぼは放置しても自然に治ることが多く、一般的に自然に消えることが多いです。
痛みや副作用が一切ないのが利点ですが、治癒までに半年~数年かかる可能性があり、その間にいぼが増えたり他のお子さんにうつしてしまうリスクがあります。
摘除
専用のピンセットで水いぼを一つずつつまみ取ります。
直接ウイルスを取り除くため即効性が高く、短期間で治療可能なのが最大のメリットですが、痛みを伴うことがあります。
痛みを和らげるために麻酔のテープ剤やクリームを使用する場合があります。
M-BFクリーム

銀イオンを含む水いぼ治療専用クリームで、患部に塗布することで改善が見込めます。
塗るだけのお薬で、お子さんに痛みを与えないのが最大の特徴です。
使用法は1日2回程度、清潔な状態の患部に塗るだけです(いぼ一つ一つに薄く塗り広げます)。
塗布後は絆創膏などで覆う必要は特になく、そのまま日常生活を送れます。
ピンセットで物理的に取る処置と比べて痛みが全くないため、小さなお子さんにもストレスなく実施できる点が大きな利点です。
処置を嫌がるお子さんや、多発して摘除が難しいケースにも対応できる治療です。
